2026/10/03 12:21

イナリやネリムの森を歩いていると、森の中に大きな岩がいくつも転がっていることに気づきます。
これは、最終氷期の名残。
約1万年前、このあたりを覆っていた巨大な氷河が移動する中で、大地を削り、岩や砂礫を取り込みながら運びました。そして氷が後退し、融けていく過程で、それらがこの土地に残されたのだそうです。

今回訪れたSiida(サーミ博物館)では、こうした最後の氷河期から現在そして未来の気候までが展示されており、北極圏で進む冬の短縮や氷河の融解、野生動物への影響などが紹介されています。
何千年もかけて形づくられた森と湖の景観を目の前にしていると、気候が変わるということも、単なる「気温の変化」ではなく、土地や生きもの、そしてそこで暮らす人々の生活そのものに関わることなのだと感じます。

氷河が残した延々と岩が点在する景色は、過去の気候と、これからの北極圏について考えたきっかけになりました。
*1枚目の写真、たくさん歩いているので薄着していますが、最高気温9度の日です。
#フィンランド #北極圏 #気候変動
