2026/04/03 17:22

1週間前になりますが、網走で流氷を観て参りました。
流氷観光船では目の前を大きな氷が流れていき、北海道の自然の厳しさを目の当たりにするとともに、その迫力に感嘆しました。

オホーツク海は特殊な海の構造をしているようで、同じ緯度でも隣接する太平洋では流氷が見られないそうです。
毎年、流氷の下で海藻が育ち、流氷が溶けると氷の中から植物プランクトンを含んだ水が出てきて、海中が活気付きます。
もちろんオホーツク海の海産物として有名なカニやホタテなどは、流氷が運ぶ豊富なプランクトンによって育まれ、「海の幸」として私たちは恩恵を受けているのです。

その豊かな営みが地球温暖化によって、僅か30年の間に明らかな変化があることを知りました。
地元の方曰く、昔よりも氷が薄くて、量も少ないと。
確かにオホーツク流氷館でデータを観ると、年々少なくなっているのが分かります。オホーツク海の全域では、この30年で15%減少しているそうです。
地球誕生から46億年。地球の大気や水の環境は誕生した頃とくらべて変わっていっていますが、わずか30年でのこの変化は恐ろしい事態ではないでしょうか。


網走市の中心部から車で走るとすぐに森のようになっていて、たくさんの樹々を見ることができます。木を伐採しているところもありますが、私がそれよりも目についたのは、たくさん植樹されていることでした。植えたての小さな木が集まっている場所、育てている途中と見られる同じくらいの背丈の木が多い場所など、何箇所も見かけました。調べてみると、市民の手で植樹をする網走市の行事が毎年恒例になっており、これとは別に複数の企業や団体なども植樹活動をしているようです。

この30年間の地球温暖化による変化を、植樹によってどれだけ食い止めることができるのかはわかりませんが、環境のため・・・それは巡って私たち自身のためにも、確実にいいことだと感じました。


流氷館では美しい映像や写真の展示などがあり、流氷の天使といわれるクリオネも飼育していました。本物の流氷がマイナス15℃の部屋に展示されており、触ることもできました。この部屋では濡れたタオルを振り回すと凍ってしまうほど、厳しい寒さです。(網走の1〜2月は最高気温でも0℃に満たないことがよくあり、最低気温はマイナス10℃以下の日も珍しくないといいます)



東京は桜が美しく咲いていますが、北海道の北部では、まだまだ雪景色。網走湖はほぼ全面が凍っていました。

3月末でも厳しい寒さ。そして自然の美しさを、たくさん感じた網走の旅でした。
雪や流氷をたくさん観ましたが、足元には春の訪れを告げる福寿草が咲いていました。




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