2025/09/29 09:05

【ベルギーの薬草店】
1840年に創業、ベルギーで最も古いハーブの老舗、エルボリステリー デスメクトへ行って参りました。

「エルボリステリー」(Herboristerie)とはハーブ専門の薬草店のことで、ベルギーの人々は心身に不調を感じた時に訪れます。
薬草の知識を持った専門家が症状に合わせて薬草を選んでくれます。私が訪れたときも、何人かの白衣を着た植物療法の専門家が、お客さんの話しを熱心に聞いていました。

日本でハーブティーは「香りを愉しむための飲み物」というイメージがありますが、ベルギーではハーブ療法として、体の状態に応じて適した薬草を選び、乱れてしまったバランスを整えながら健康を保つというのが主な目的のようです。
植物の香りに対する考え方が日本とは違うと感じた事が、もう1点ありました。日本で精油は香りを楽しむことによく使われますが、ベルギーでは精油は香りを楽しむためのものではなく、身体の状態に合わせて使うものだそう。
ですから精油はレジ奥の専門スタッフしか触れることが出来ないところにあります。症状などを相談すると相応の精油を出してくれるシステムです。
日本では精油のサンプルを手にとって、色々と嗅ぎ分けて好きなものを選ぶことができるので、精油に対する考え方が大きく違うことがわかります。
病院に行くほどでもない、ちょっとした不調があるので、エルボステリーで相談してみようと思っていました。とはいえ、やはり精油の香りを確かめてから購入することに慣れているので躊躇し、症状に合うお茶(ハーブティー)を選んでもらいました。

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