2025/07/01 13:43

espressivoが扱っている香りの製品は、全て天然アロマ100%ですが、勉強のためにブランドポリシーに反して、合成香料のみの香水を作る工房で、自分用のオリジナル香水作りをしてまいりました。
香りには、植物から抽出する天然香料と、石油などから作る合成香料があります。
天然香料は、人の心と身体に作用する豊かな香りである一方で、植物の産地・気候・個体差などによる香りの違いがあります。(野菜や果物でも、味や香りに違いがあるのと同じです)また、植物から僅かしか抽出できないので、高価になりがちです。
合成香料は、化学的に作るので香りのバラつきがなく、均一な製品が作れます。そして安価。一方で、アロマテラピーの効果はありませんし、むしろ化学物質過敏症になる心配もあります。
普段から香りに触れているので、複数の合成香料を組み合わせて好みの香りに仕上げることは、さほど難しくないと思っていたのですが、香料サンプルが植物名でなく番号であり、天然香料とは違う香りなので、数十種の香りからブレンドを考えて選択していくのに時間がかかりました。
全ての香料サンプルを一通り嗅ぎ、気になるものは何度も嗅いで確かめるため、鼻がとても疲れました。
鼻の奥に香りが残っている感覚は数時間続き、何時間も天然香料の空間にいる場合との大きな違いを感じました。天然香料でも、たくさんの香りを集中して嗅ぐと鼻が疲れるのですが、疲れ方と回復までの時間が異なるような気がします。(個人的な感想です)
天然香料と合成香料、どちらにも長所と短所があるので、espressivoが天然香料のみを使うからといって、合成香料を全否定するつもりは全くありません。日常生活には合成香料が溢れていますし、合成香料でも「このシャンプー、いい香り!」と思うこともあります。しかし、大量に嗅いでみて、やっぱり天然香料の方が好きだ、と改めて強く思いました。
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