パリとイタリア数都市を巡って参りました。アロマに関する印象深い場所があったので、数回に渡り記しておきます。

【パリの薬草専門店】

創業1904年のハーブの老舗、エルボリストリ・デュ・パレロワイヤルへ行って参りました。

「エルボリストリ」（Herboristerie）とはハーブ専門の薬草店のことで、フランスでは心身に不調を感じた時に訪れます。

ここは薬を処方するのではなく、薬草の知識を持った専門家が症状に合わせて薬草を調合してくれます。私が訪れたときも、何人かの店員さんが、お客さんの話しを熱心に聞いていました。

ハーブティーは「香りを愉しむための飲み物」というイメージがありますが、本来のハーブ療法は、体の状態に応じて適した薬草を選び、乱れてしまったバランスを整えながら健康を保つというのが主な目的のようです。

また、パリとこの後のイタリアも含めて、ホテルの部屋にはコーヒーの他に、カモミールティーが用意されていました。ミントティーも併せて置いてあるところも。

慣れないベッドでも快適な睡眠がとれるように、慣れない食事でも消化しやすいように、というホテル側のおもてなしの心なのでしょう。改めてハーブが生活に密着していることを感じました。

私がこの店で購入したのは、バラのハーブティー。バラの他にハイビスカスやミントなども入っており、とても芳醇な香りです。

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